小さな変化から 着実に実践します
ESG
環境にやさしいオフィス
NHN本社ビルの「Play Museum」は、空間計画や設備・資材の使用などにあたり環境への配慮を心がけて設計した、環境にやさしいオフィス空間です。敷地の選定から、資材・エネルギー効率などを考慮した建物内部、周辺環境に至るまで、環境に対する影響に配慮した努力を高く評価され、2013年に環境にやさしい建築認証プログラム「LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)」の最高レベルである「プラチナ」認証を獲得しました。 さらに、NHNはPlay Museumが及ぼす様々な環境への影響を管理するために活動を続けています。Play Museumが使用及び排出する環境要素の温室効果ガス、エネルギー、用水、廃棄物などに関する定量データを追跡・管理する一方、各要素が環境に与える影響を最小限に抑えるため、多角的な戦略で低減に取り組んでいます。
Play Museumの環境にやさしい要素
エネルギー削減に関する方針
NHNは、本社ビルの電気使用量を減らすために、一般的な蛍光灯に比べて消費電力が25%低い LED照明を設置し、待機電力遮断システム、自動照明制御システムなどを導入しました。 また、垂直ルーバーを利用して自然光を取り入れるとともに、ハイブや屋上の換気窓から 自然採光・自然換気を行うことで、不要なエネルギー消費を抑えています。地下1階に多目的 スペースを置いて空間効率を高めており、建物中央にコア階段を設置して移動に伴う消費電力を 削減しています。
資材の使用に関する方針
Play Museumには、自然の回復速度を考慮して、揮発性有機化合物の排出を最小化し、 ホルムアルデヒドやレジンを含まない材料を活用しています。オフィスのフロアには、古紙を 利用して作られた竹制アクセスフロアボードを使用しており、仕上げ材として段ボール箱を 使用しました。また、資材の消費を減らし、廃棄される端材を最小限に抑えるため、柱を なくして簡単に分離、配置できるように建物のスペースを企画し、資材のサイズに合わせて 会議テーブルを製作・設置しました。
環境への影響低減に関する方針
NHNは、Play Museumの建築工事段階から環境汚染を最小化するために、環境汚染管理計画を 実施し、徹底的に実行しました。また、接着剤を使わない構造で建築を行い、必要な場合は 環境にやさしい接着剤を使用することで、室内の空気汚染を最小限に抑えました。 Play Museum1階には、約130台の自転車を収容可能な駐輪場が設置されており、従業員に 対して自転車通勤を積極的に推奨しています。これにより、1日あたり約534kgの温室効果ガ ス排出量が削減されることが予想*されます。